産科について

はじめましての方も、お久しぶりの方も、体調はいかがですか。「妊娠したかもしれない」、「妊娠しました」という方は産科外来にお越しください。産科は妊娠から出産、そして産後に至るまで、出産に関しトータルに扱う診療科です。当院の産科では、安心・安全に出産を迎えられるよう、妊娠中あるいは産後の様々なお母さんの不安にも寄り添って、様々なサポートを行っています。
当院の産科では以下の健診、診療等を
行っています
- 妊娠初期~出産まで
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- 妊娠の確認
- 母体保護手術(流産手術・人工中絶手術)
- 妊婦健診
- 胎児Well-being外来(特別外来による胎児心エコー検査/当院出産予約の方、又は当院定期通院の方のみ)
- 助産師外来(助産師による妊婦健診、保険相談)
- NST(ノンストレステスト)
- マタニティ―ヨガ
- マザークラス
- 鍼灸治療案内
- 出産
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- 分娩対応
- 帝王切開手術対応
- 里帰り出産対応(当院での里帰り出産)
- 出産後
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- 産褥健診(産後半月、1ヶ月健診)
- 乳児健診(産後半月、1ヶ月健診)
- 母乳相談・指導
- 沐浴指導
- 産後ヨガ
妊婦健診
妊婦健診はお母さんの健康状態と赤ちゃんの発育状態を把握するために、とても大切な健診です。妊娠中は母体や胎児に様々な変化が起こっており、定期的に検査を受けることは、出産時の様々なリスクを軽減することに繋がります。また妊婦健診は、妊娠・出産につきものの不安や疑問について、医師や助産師に相談できる場ともなっています。より安心して妊娠期間を過ごすためにも、妊婦健診をご活用ください。
妊婦健診を受ける頻度
週数 | 頻度の目安 |
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妊娠判定から妊娠11週頃まで (妊婦初期) |
1~2週間に1回、予定日決定、及び初期検査等 |
妊娠12週から妊娠25週頃 | 4週間に1回 |
妊娠26週から妊娠35週まで | 2週間に1回 |
妊娠36週以降 | 1週間に1回、妊婦健診に合わせてNST |
予定日以降 | 1週間に2回 |
妊婦健診の主な内容
毎回の診察で血圧測定、尿検査を行います。
- 妊娠5週~初期
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- 経膣超音波を行い、妊娠しているか、赤ちゃんの心臓の動きがみえるか、生育の様子などを確認します。
※医師の診断の結果、妊娠・赤ちゃんの心拍が 確認されたら母子手帳を申請し、次回の健診から公費券を併用した妊婦健診を行っていきます。
- 経膣超音波を行い、妊娠しているか、赤ちゃんの心臓の動きがみえるか、生育の様子などを確認します。
- 妊娠初期~25週
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- 経膣超音波を行い、出産予定日を決定します。また子宮の状態、胎盤の位置など、週数に応じた健診を行います。
- 妊娠初期検査として、血液検査(血液一般、感染症の有無の確認)および子宮頸がん検査、クラミジア検査を行います。
- 当院通院中の患者様はウェルビング外来(胎児超音波検査)を行います。
- 妊娠26週~35週
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- 毎回、血圧検査・体重測定・尿検査・経腟超音波・経腹超音波を行います。
- 24週以降で、血液検査(貧血・血糖)、クラミジア検査を行います。
- 35週前後に、膣分泌物検査(GBS:B型溶連菌検査)を行います。
- 帝王切開が予定される方は、術前検査を行います。
- 妊娠36週~出産まで
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- 経腹超音波にて、赤ちゃんの成長や羊水量の確認を行います。
- ノンストレステスト(NST:胎児心拍モニタリング)を行います。
- B群溶連菌検査の結果をご説明します。
- 37週前後で血液検査(貧血、血小板数など)を行います。
お住まいの市町村により、妊婦健康診査費助成券の枚数や内訳が異なるため、一部検査時期が異なる場合があります。また、お母さんや赤ちゃんの状況により検査内容が変動する場合もあります。
4Dエコーでの検査
当院では、4Dエコー(超音波)診断装置を導入しています。エコー検査には2D(白黒の断層像を見る検査)、3D(立体画像の静止画)もありますが、4Dは3Dの立体画像を動画で見ることができるもので、胎児Well-being外来にて赤ちゃんの向きや条件がよければ通常の診察中に見ることができます。
医師が操作しながら一緒に画像を確認し、妊婦健診の経過と合わせて動画をみていくことでイメージしやすく、赤ちゃんをご確認いただけます。
4Dエコー診断装置では、胎内でのお子様の動きをリアルタイムで、スムーズな動画により見ることができます。目や鼻、足の形などの全身の様子に加えて、指先や口などの動きを観察でき、あくびをしたり、指をしゃぶったりするなどの様子を見ることができます。
妊娠初期の赤ちゃん
妊娠後期の赤ちゃん